iPhone XRのデュアルSIM化とカメラ交換をした
皆さまこんにちは、Appleが大好きな人です!
今回は以前から気になっていたiPhone XRの物理デュアルSIM化とカメラ交換をしたので、それについてのお話です。
まずは「そもそもお前iPhone XR持ってたのか!」ってところからお話ししようと思います。
<目次>
● iPhone XRの入手
いつものようにTwitterのタイムラインを眺めていると、フォロワーさんが「iPhone XRのカメラ割れジャンクの買い手募集」とツイートしていました。しかもカメラ以外には不具合なしでSIMフリー、そして3万円とのことで見た瞬間に購入させて頂きました(笑)
届いた実物はこちら。
裏面の傷も少なくてすごく綺麗な個体です。ただ、カメラ部分は残念なことになっています。(笑) カメラレンズがなく、カメラ自体も傷がたくさんついていて写真なんて撮れたもんじゃなかったです。しかもオートフォーカス時にすごい異音がしてました…。
でもたったの3万円でこれが買えたのはすごくラッキーでした。全部直したとしても4万円すらいかないですからね…。
● 部品の注文
というわけで届いた日には早速部品注文です!まず必須な部品はカメラ本体とカメラレンズと防水シール、そしてどうせ開けるならという事でデュアルSIM化できると噂のデュアルSIMスロットもついでに購入しました。
ただ見た目の関係上、カメラレンズがないのは良くないと感じたので、少し高かったですがAmazonですぐに届く部品を買いました。他はAliexpressなどのサイトからの購入なので、気長に待ちました。
● カメラレンズの修理
まずはカメラレンズのパーツが届いたので、そこから交換しました。交換とは行っても、最初から付いていなかったのではめるだけなんですけどね(笑)
この商品に関しては接着剤ではなく、両面テープでくっつけるタイプみたいです。取り付け自体は両面テープの方が楽ですが、強度が少し心配ですね…。
レンズをはめるとさっきよりは随分とマシになりました。ただカメラ部分は依然として死んでいるので、なんか変な感じです。
● カメラ交換
カメラレンズを交換してちょっとすると、カメラのパーツとSIMスロットが届いたので早速交換です。
いつものようにネジを外して画面と筐体を分離します。iPhone XRはiPhone Xと比べて画面を留めている防水テープが強力だと感じました。分解で一番時間がかかるのって何気にこの作業なんですよね。
分離ができたらフレキを覆っているプレートを外して、コネクタを解除します。ちなみにプレートは僕の嫌いな三又ネジで留まっています。
分離ができたら、今度は背面カメラを覆っているプレートを外します。これは普通のネジでした。
プレートが外れたら、カメラのコネクタを解除した後に引っこ抜きます。思ったよりも力が必要でした。僕はドライバーとテコの原理を使って外しました(笑)
外したところに交換用のカメラを取り付けます。外したパーツと比べるといかに前のカメラが死んでいたかが分かりますね…。
あとはコネクタを接続してプレートのネジ留めをすればカメラ交換は完了です!
● デュアルSIM化
カメラ交換が終われば本来の作業は終了なのですが、Twitterで「修理します!」と宣言ツイートをしたところ、「デュアルSIM化やってみたら?」という悪魔のささやきを頂きましたので、パーツを買ってしまいました。
画面を外した状態であればSIMスロットの交換は非常に簡単です。まずは三又ネジで留まっている金属プレートを外して、SIMスロットとメインボードが繋がっているコネクタを解除します。
コネクタを外したあとはネジを3本外すだけで、本体から分離できます。
パーツ自体はぱっと見では見分けがつかないですね。
純正品には裏側にAppleロゴが入っていました。
あとはデュアルSIMスロットを本体に取り付けて、コネクタを接続してプレートを戻せばデュアルSIM化の完了です。
ちなみにですが、デュアルSIMスロット用のSIMトレイがあって、これがないとデュアルSIMで使うことができないので注意が必要です。僕が今回購入したパーツには最初からSIMトレイも付属していました。ただし、付属のSIMトレイには防水パッキンが付いていないので注意が必要です。
● 動作確認
大体の作業が終わったので、動作確認をします。まずは電源が普通に入ってくれることを確認します。今回は問題無く電源が入ってくれました。
カメラの動作確認もしましたが、問題ありませんでした。ここまでは想定済みです。問題はここからで、デュアルSIMスロットが機能しているのかが非常に不安でした。
結論から言うと、物理デュアルSIM仕様でちゃんと機能しました。IIJmioのAプランとDプランのSIMを入れましたが、問題無く通信もできています。
SIMを二枚入れた瞬間に設定の画面が出てきました。物理デュアルSIM仕様のiPhoneを紹介している人は少ないので、何気にレアなんじゃないですかね...?(笑)
ホーム画面上のアンテナピクトの表示は二段になっています。ロック画面で表示されるキャリアの表示も二段になっています。ステータスバーが狭いので、この表示方法が合理的ですね。
● 最後に
交換したパーツを含め、全ての動作が正常だったので最後にネジを締めて作業終了です。本当は防水シールを最後に貼った方がいいのですが、作業をした時点ではまだ防水シールが届いていなかったので止むを得ず貼らずに作業終了しました。
というわけで無事修理成功しましたので、合計¥35,380で国内版の物理デュアルSIM仕様を手に入れてしまいました(笑)そこそこ修理の経験がある人だと物理デュアルSIM仕様に改造することは簡単だと思いますので、興味があればやってみてもいいと思います。(ただし何があっても自己責任でお願います...)
コレクションにしては贅沢仕様なので、これからも日常生活で使っていこうと思います。後ほど紹介するつもりですが、IIJmioの回線を増やしたのでSIMを入れて運用するつもりです。
というわけで今回も最後まで見ていただきありがとうございました!